2018/04/03

TASTE Harley-Davidson XR1200TT

スクリーンの向こうにバンクがそびえる

取材協力/TASTE CONCEPT MOTORCYCLE www.taste-concept-mc.com/

 古くからのクラブマン読者なら、俺が1986年式のスポーツスターを購入し、それをいじりながらツインレース参戦に熱中していたことを記憶している人もいるだろう。前後のエキパイをどうしても同長にしてみたくて、リアシリンダーのパイプをぐるりとトグロを巻かせた〝うず潮マフラー”のことを、30年近くたった今でも時々言われることがある。アレは衝撃でした、と皆が口を揃える。恥ずかしくも笑える思い出だ。

 俺が発売されたばかりのパパサンを手に入れた頃は、ハーレーダビッドソンは〝走らない”〝止まらない”〝壊れる”の3拍子揃った一部のもの好きだけの乗り物だったし、ましてやスポーツスターなどだれも見向きもしない不人気車。ビッグツインを買えない人が仕方なく乗るプアマンズハーレーでしかなったから、例えばカムを替えようと思って誰に聞いても「スポーツスターにハイカムなんてあるの?」という答えしか返ってこなかった。ハーレーのスポーツバイクといえばマニアのみぞ知るXR1000、しかし実車を見ることなど皆無だった。

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