【カフェレーサー絶対主義】 YAMAHA・BMW・DUCATI

後退したフットペグに足を置き
クリップオンのハンドルグリップに手を伸ばす
セルスイッチを押し、エンジンに火が入る
しばしエンジンにオイルを回し、スロットルをひとひねり
クラッチをつなぐ。体躯を押し出す心地よいトルク
いつものコースをひとめぐり
いつものコーナーを抜け、いつものストレートで全開
タンクを抱えるように身を伏せフル加速
いつもの景色が後方へ、過去へと飛び去っていく
いつもの何気ない田園風景が
写真でしか知らないマン島の道とダブって見える

信号待ちで地面に足を付き、腰を起こす
固まった肩を回し、手のひらを開いて血を巡らせる
コイツはやせ我慢の乗り物だ
長い旅にも向かないし、気楽なライドも望めない
前かがみでカウルに身を伏せ、膝でタンクを挟み込み
前だけを見てスロットルを振り絞る
数字上の速さではない、気持ちの上でのスピード感
モーターサイクルの神髄がここにある

カフェレーサー
耳にしただけでライダーのココロを熱くするこの言葉よ

70’sアメリカン、大人の2ストカフェ
YAMAHA RZ250 by KEITIES

どこから見てもフォルムは70年代最速の市販レーサーTZ750。しかしこれ、実はRZ250Rをベースとしたストリート用のカスタムマシンである。
製作したのは、東京都福生市にあるケイティーズ。
代表の田崎勝也は、このマシンを製作するキッカケについてこう語る。
「70年代のTZが好きで、いつか自分で作りたいと考えていたんです。けれどいまさらUSヤマハカラーやケニーロバーツレプリカでは新鮮さがない、もっと違うものにしたかった。どうせなら自分の好きな古き良きアメリカのテイストも入れられたら、と思って調べている時に見つけたのがスティーブ・ベイカーの乗ったマシンでした」

レーシングパフォーマンスのレトロモダン
46WORKS BMW R75/5

カスタムマシンは美しいだけでなく、走って楽しくなければならない。それが46ワークスの信条だ。中嶋志朗自身がレースに参戦しているのも、そこで得られるマシン作りやセットアップ、ライディングのノウハウをカスタムマシン作りに活かしていくから。
このBMW R75は、まさしくそうやって作られた一台だ。
 元々このマシンはレース用に作られたが、その後46ワークスでストリートとサーキットの両方が楽しめるようにアップデート。エンジンや車体はクラシックバイクレースにも対応できるレベルに固められ、保安部品やスタンドはワンタッチで取り外しが可能だ。文字通りのカフェレーサーである。

F3と1000DSのハイブリッド
T10 DUCATI F3 1000DS

「カフェレーサーは自分が戻るべきところ。カフェから始まって、ずっとカフェでやってきた。自分のすべてと言ってもいいかもしれない」
横浜にあるドゥカティのスペシャリスト、Tioの川瀬英幹はこう言う。
そんな川瀬氏が作り出したマシンがこのパンタだ。素晴らしいプロポーションだが、スタイルだけでこのマシンを作ったわけではない。最新のスポーツバイクはフロント荷重で旋回性は高い。けれど、フロントに荷重をかけてコーナーリングするような乗り方をするライダーは決して多くない。その点、パンタくらいの年代のマシンはリア荷重で安心して乗ることができ、車体サイズもコンパクトで扱いやすいというのもその理由だ。

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