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アエルマッキ(イタリア)のシングルOHVモデルが誕生したのは1956年、フルカバードのモーターサイクルとして有名なキメラモデルに始まる。
キメラは実用車ともいえるモーターサイクルであった。175㏄と250㏄の二車があり、イタリア国内で成功を納めたものとして名を残している。
57年にはそのキメラモデルをベースにしたツーリングモデルのアラ・ビアンカ(175㏄)とアラ・アズーラ(250㏄)、スポーツモデルのアラ・ロッサ(175㏄)とアラ・ベルデ(250㏄)が誕生している。
アエルマッキで最も有名なモデルとして名声を博したレーシングOHVでのアラ・ドーロは、これらのスポーツモデルをレーシング仕様にしたものである。いずれも太いメインチューブフレイムの下に水平単気筒OHVのエンジンレイアウトを持ち、アエルマッキモーターサイクルの歴史を作った一連のモデル達だ。
母体とも言えるキメラの性能は、175㏄で66マイル(105・6㎞/h)、250㏄で72 マイル(115・2㎞/h)の最高速を持っていた。